Colleagues — 共同体を構成する人々について
はじめに――「同僚」という言葉を選んだ理由
IHS ベツレヘム修道会は、「同僚」という言葉を意図的に使用しています。
修道会という組織形態において、メンバー間の関係を表す言葉としては「修道士」「修道女」「兄弟」「姉妹」といった表現が一般的に用いられます。しかし本会は、その言葉の持つ宗教的・制度的な重みとは別に、「同じ仕事場に立つ者」という意味での「同僚」という概念を中心に据えています。
これは単なる言葉の選択ではありません。本会が修道的共同体でありながら、同時に文化発信・芸術制作・国際交流を主要な活動領域とする法人である以上、そこに集う人々は「信仰者」であると同時に「制作者」「発信者」「実務者」でもあります。ひとつの使命に向かって、それぞれの専門性・才能・経験を持ち寄り、ともに仕事をする。その関係性を最も正確に表す言葉として、「同僚」を選びました。
修道院における共同体生活の本質は、霊的な上下関係ではなく、使命の共有にあります。本会においても同様に、役職や経歴の多寡ではなく、「希望を届けるという使命をともに背負っているかどうか」が、同僚としての関係の基盤です。
同僚の定義と位置づけ
本会における「同僚」とは、以下の条件を満たす人々を指します。
第一に、本会の基本理念――「希望」「再生」「祈り」――に対して、知的・精神的に同意し、その実現に向けて具体的な行動を取る意志を持つ者。
第二に、自らの専門分野(漫画・音楽・芸術・文筆・翻訳・企画・技術など)において、一定の実践経験または明確な学習意志を持ち、本会の活動に具体的な貢献ができる、あるいはできるようになろうとしている者。
第三に、長期的な視点で物事を考えられる者。本会の活動は短期的な成果を優先するものではなく、10年・20年という単位で文化・芸術・霊性の分野に根を張っていくことを前提としています。その時間軸を共有できることが、同僚として活動するための重要な条件です。
第四に、国際的な視野を持つ、あるいは持とうとしている者。本会は関東を主たる活動拠点としながら、西洋を軸とした国際ネットワークを活動の根幹に据えています。日本国内にとどまらない文化発信・国際交流に対して、開かれた姿勢を持つことが求められます。
同僚の働き方と活動スタイル
IHS ベツレヘム修道会における同僚の活動は、以下のスタイルを基本としています。
基本的な活動形態は遠隔(リモート)です。本会の活動拠点は関東にありますが、同僚の地理的な所在地は問いません。日本全国、および海外在住の方も活動への参加が可能です。定期的なオンライン会議・制作報告・情報共有を通じて、共同体としての一体感を維持しながら活動を進めます。
制作の優先度と締め切りの考え方については、本会は「急いで出して質を落とす」という方針を取りません。各同僚の制作ペースと生活状況を尊重しながら、長期的な視点でスケジュールを設計します。ただし、コミティアなどのイベント参加に向けた制作は、外部の締め切りを伴うものであり、その場合は明確なスケジュール管理が必要です。
役割の専門化と柔軟性については、各同僚の専門性を尊重した役割分担を基本としながら、固定的な縦割り構造は取りません。制作の段階や状況に応じて、同僚間で相談・調整しながら柔軟に対応できる体制を目指しています。
報酬・対価については、本会は現時点において収益の安定的な確保を進めている段階にあります。同僚への報酬・対価については、活動の形態・貢献度・本会の財務状況に応じて個別に相談・取り決めを行います。本会の収益基盤が整うにしたがって、適切な対価の提供を実現することを方針としています。
同僚に求める姿勢と人物像

技術や経歴は、入口に過ぎません。本会が同僚に最も求めるのは、以下のような姿勢と人物像です。
誠実さ。自分の能力・状況・考えについて、正直に伝えられること。できないことをできると言わず、わからないことをわからないと言える誠実さが、共同体の信頼の基盤です。
継続する意志。創作は、才能よりも継続の産物です。本会の活動は長期プロジェクトを前提としており、短期間で成果を出して去るのではなく、長く共に歩む意志を持つ同僚を求めています。
世界観への敬意。本会の活動は、「希望王女」という世界観を中心として展開されています。その世界観に対して、制作に加わる同僚として深く理解し、尊重する姿勢が求められます。これは単なるキャラクターデザインやストーリーの理解にとどまらず、本会が「希望」「再生」「祈り」に込めている精神的な意味を、自分のものとして受け取れるかどうかということです。
国際的な視野。本会の活動は、日本語・日本文化の枠に収まるものではありません。西洋との連携・英語圏への発信・国際的なコミュニティへの参加を前提とした視野の広さを、同僚に求めています。
霊性への開放性。本会は修道共同体です。信仰の有無・宗派の別は問いませんが、霊性・精神性・信仰というものに対して開かれた姿勢を持ち、それを創作と結びつけることに違和感を持たないことが、本会の同僚としての基本的な条件です。
現在の同僚募集状況
IHS ベツレヘム修道会は現在、以下の分野において同僚を求めています。
漫画制作(作画・背景・仕上げ)。 音楽制作・聖楽・楽曲アレンジ。 国際連携・翻訳・海外コーディネート(英語必須)。 ウェブ・デジタル・技術支援。 文章・編集・広報。 教会芸術・ビジュアルアート。
上記以外の分野であっても、本会の理念に共鳴し、具体的な貢献の形を提案できる方はお気軽にご連絡ください。
同僚へのことば――長く歩くということ
創作の世界において、「すぐに売れること」「すぐに注目されること」を目標とする動きは、常に存在します。それを否定するつもりはありません。しかし本会は、そこに本質的な価値を見出していません。
私たちが目指しているのは、10年後も、20年後も、「希望王女」という作品と世界観が人々の心に届き続けていることです。それは漫画だけでなく、音楽・芸術・文化発信のすべてにおいて同じです。
そのためには、急いで消費される形ではなく、確実に根を張る形で作品を世に出す必要があります。一作ごとに丁寧に、一人ひとりに届くように、静かに、しかし確実に。
同僚とは、その長い道を一緒に歩く人たちのことです。成功の瞬間だけでなく、制作が行き詰まる夜も、方向性に迷う時も、それでも手を動かし続ける日々も、ともにある人たちのことです。
あなたが、その人であるなら。ここに、あなたの場所があります。
お問い合わせ
同僚としての参加・協力・連携についてのご相談は、以下までご連絡ください。
修道会・活動全般:1225@ihs.church
ショップ・作品関係:1225@ihs.shop
クリスマス・サクラメント関係:1225@ihs.christmas
「希望の灯は、国や言語の壁を越えて届く。」 ― IHS ベツレヘム修道会 活動理念より
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